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薬膳の基本的な考え方5つ!

更新日:5月21日

薬膳の基本的な考え方


今回は薬膳の基本的な考え方5つをお伝えします♪



1. 五味五性を考慮して食材を選ぶ
2. 証という考え方のもと作られた料理
3. 漢方薬や生薬を料理につかうことも多い
4. 臓器はそれぞれ独立しているのではなく繋がりがある
5. 薬膳的・・健康であるということは



1. 五味五性を考慮して食材を選ぶ

薬膳料理をつくるときに、効果を得るために大切なことのひとつに五味五性を考えて食材を選ぶというもがあります。


五味とは、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(塩味)のこと

五性とは、熱性、温性、平性、涼性、寒性のことです。


すべての食べ物にはこの五味五性があると言われています。


五味の作用や五性については後日くわしく説明したいと思います。



これらは食養生の基本となっていて薬膳料理を作るときにはとっても重要になってくるんです。




2. 証という考え方のもと作られた料理

薬膳料理は「証という考え方に基づき作られた料理」と言われています。


"証"?初めて聞く言葉だけど、"証"ってなんですか?


初めて聞くって方も多いですよね!証というのは、人それぞれの体質、体の状態のこと。体質は人によっても異なるので、1人1人の「証」に合わせて食材を選び薬膳料理をつくることになるんです。

下のイラストのように、同じように体が熱いときでも、その人の状態によって食材が変わってきます。



陰虚で体があつい方、陽盛で体があつい方、風邪をひいて体があつい方・・・


こちらの3名の方の違いなどもスクールで詳しく学んでいきます。





3. 漢方薬や生薬を料理につかうことも多い

普段口にする食材でも薬膳料理を作ることができますが、より効能が高い生薬を料理に使うこともあります。



生薬って漢方の材料になるものだよね?おうちで料理できるのかなぁ💦


スーパーで手に入るものもたくさんありますよ!


金針菜、白きくらげ、枸杞、紅花、山査子、ナツメの実、百合の根、竜眼肉など・・・

食べたことがある方もいるのではないでしょうか?





生薬とは・・・天然に存在する薬効を持つ産物を、そこから有効成分を精製することなく、体質の改善を目的として用いる薬の総称。生薬の大半は植物由来のものであるが、動物や鉱物などに由来するものもある。世界各地の伝統医学で多くの生薬が用いられている。漢方薬は、生薬であるが漢方医学に基づいたものであり同一の概念ではない。

生薬 - Wikipedia



4. 臓器はそれぞれ独立しているのではなく繋がりがある

臓器はそれぞれが独立しているのではなく、繋がっていると考えられています。


ひとつが良くなれば他の不調も改善されたり、逆に一つが悪くなれば他の部分も悪くなる・・・という関係性があります。


例えば目がかすんだり、耳が遠くなってきたら肝や腎の不調が原因かもしれません。




5. 薬膳的・・健康であるということは

薬膳で、人が健康であるというのは、陰陽のバランス、気・血・津液のバランス、臓腑のバランス・・・


すべての調和がうまくとれた状態が健康で正気(生命力・抵抗力)があることと考えられています。


陰陽?気・血・津液って?以上のことを後日もっと詳しく説明したいと思います。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました🐻💛




「美と養生」


食事と養生で内側からキレイになる。東洋医学(中医学)をベースに美容と健康のための養生・食事などをコーディネート。


薬膳Licorice





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