【陽盛タイプ】熱・エネルギー過剰なタイプ
- 薬膳Licorice
- 5月14日
- 読了時間: 3分
更新日:5月22日
「陽盛」ってなに?

「陽盛」は陽虚=陽の不足の反対で陽がたくさんあるってことなのかな?「陽盛」のこと教えてください!
「なんだか体がほてる」「イライラしやすい」「暑がりで汗っかき」
そんな症状ありませんか?
体の中に“陽(よう)=熱エネルギー”が多すぎて、バランスが崩れてしまっているのが「陽盛(ようせい)」タイプです。
特に季節の変わり目や、夏の暑さに弱く、イライラや寝苦しさ、口の渇き、赤ら顔などの症状が出やすい傾向があります。
目が充血しやすかったり、鼻血が出やすい・・・・
そんな方は、もしかしたら「陽盛(ようせい)」タイプかもしれません。
陽」は、体をあたため、動かし、元気にしてくれる“エネルギーの太陽”みたいな存在です🌞
たとえば…
🌞元気に動ける
🌞手足があたたかい
🌞食べてすぐエネルギーになる
🌞明るく前向きな気持ちになる
こうした状態は、「陽」がしっかり働いてくれているからなんです✨
でも、陽の力が強すぎると「イライラ」「暑がり」などの不調が出やすくなり(陽盛)、
逆に少なすぎると「冷え」「だるさ」「朝起きられない」などの症状が出ることもあります。(陽虚)
だから大事なのは、陰と陽のちょうどいいバランス!

陽盛のサイン。こんな症状ありませんかー?
顔が全体的に赤味がかっている
脂っこいものをよく食べる
食欲旺盛
汗をよくかく(日中)
喉が渇いて水分を欲しがる
口臭が気になる
便秘がち
赤ニキビや湿疹ができやすい

顔が赤くなったり、便秘がちだったり──そんな小さな変化は、体の陽が過剰になりすぎているサインかもしれません。

同じ熱証でも、
🌞陽盛=熱が“ありすぎる”タイプ
🌞陰虚=冷ます力が“足りない”タイプ
という違いがあるんだね!
なぜ陽盛になるの?
「陽」が過剰になる原因はこんなところに…
熱の邪が侵入(熱中症など)
ストレス
食べ過ぎ
お酒や唐辛子などの刺激物のとりすぎ
高カロリーなもののとりすぎ
気滞・血瘀
急性炎症
陽盛の改善方法

陽盛タイプさんは、余分な熱を排出するものをとるように心がけましょう。
おすすめの食べ物
・清熱(熱を冷ます)! → 蒲公英、緑豆、菊花、冬瓜皮、緑茶、苦瓜、とうもろこし、菊芋、こんにゃく、豆腐、あずき、セロリ、きゅうり、ズッキーニ、白菜、トマト、梨、すいか、キウイフルーツ、カニなど
控えたい食べ物
暴飲暴食、温熱性のもの(にら、ねぎなど)・甘いもの・辛いもの・脂っこいもの・高カロリーのもの、アルコール
生活習慣を整えよう
・ストレスをためない → ストレスは熱を生みます
・睡眠を十分とる → 睡眠不足も陽が過剰になる原因のひとつ
・便通をととのえる → 便から不要な熱を追い出そう
・継続できる運動を → 気の巡りがよくなり、熱が全身にスムーズに分散
陽盛タイプさんは、まるで太陽のようなエネルギーを持っています☀️
でも、そのエネルギーが強すぎると、内側からじわじわ「熱」があふれて不調に。
「ちょっと疲れやすいな…」と感じたら、クールダウンしてあげてくださいね。
自分の内側の“バランス”に、少しだけ優しく耳を傾けてみましょう🫶☘️

「美と養生」
食事と養生で内側からキレイになる。東洋医学(中医学)をベースに美容と健康のための養生・食事などをコーディネート。
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