【生薬・中薬図鑑】 昆布(こんぶ)
- 2025年6月14日
- 読了時間: 3分
【化痰】昆布(こんぶ)とは?
中医学では「昆布(こんぶ)」は【海藻類の代表的な生薬】として古くから使われてきました。昆布が中薬だなんてビックリですよね!

昆布(こんぶ)の効能
特徴は体にたまった余分なものをゆるやかに動かし、巡らせる力に優れていること。現代的に言えば、むくみ・体が重だるい・痰湿の滞り などに使われることがあります。

昆布(こんぶ)は【化痰薬】の【清化熱痰薬】に分類
・・・化痰とは体にたまった「痰」を取り除いて、巡りをよくすること。
昆布は体の熱を冷ましながら、痰が熱と結びついてねばねばし、炎症を伴っているような「熱痰」を取り除いてくれるので「化痰薬」の「清化熱痰薬」に入ります🥬。
中医学での「痰」は、単なる咳のときの痰だけではありません。
・体にたまった余分な水分
・濁った老廃物
・むくみ、重だるさ、めまい、しこり などの原因になるもの
👉 つまり 「痰=体にたまった不要なもの・詰まり」 というイメージです。
化痰することで、痰を溶かして排出しやすくし、滞っていた巡りを整え体を軽く、スッキリさせます🥬。
効能:消痰散結・利水消腫
痰を取り除き、しこりや腫れ(結=かたまり)をやわらげる:体にたまった余分な水分や老廃物(痰)が固まると、しこり・腫瘤などになります。
「消痰散結」は、こうした“硬くなった痰”や“腫れ”をゆるめて散らす働きです。
余分な水分を体の外に出し、むくみ(腫れ)を改善する働き:体内の「水はけ」が悪くなると、顔・手足・お腹などにむくみ(腫れ)が出ます。
「利水消腫」は、余った水分を尿などでスムーズに排出させ、体を軽く整えます。
とくに痰湿がたまりやすい体質の方や、水の巡りが滞りがちな方、梅雨時期に重だるさ・むくみ・食欲不振になりやすい方におすすめの食材です。
昆布(こんぶ)の「五味」「五性」「帰経」
五味:鹹
五性:寒
帰経:肝・胃・腎
これは中医学で使われる考え方で、昆布は、体を冷やし、特に肝・胃・腎に働きかけるとされています。

昆布(こんぶ)の使い方
昆布は皆さん馴染みの深いもの。普段から利用されていると思います。
料理にプラス:昆布だし、煮物に、昆布の佃煮、おにぎりの具
お茶として飲む:昆布茶
オススメペア食材
冬瓜+昆布 → むくみ・湿邪ケア
大根+昆布 → 胃腸スッキリ
生姜+昆布 → 冷えやすい人が使う場合
⚠ 注意 ⚠
※ヨウ素を多く含むことから、甲状腺疾患のある方は医師に確認してください。
※昆布は「寒性・鹹味」の性質を持つため、陽虚(冷え性)の人、お腹が冷えて下痢しやすい方も控えめに。

体にたまった不要な水分や痰湿をゆるやかに整えてくれる海の恵み、巡りを整える昆布☔🥬日々の食卓の中で無理なく取り入れられる身近な養生食材です。
ご自身の体調や季節に合わせて、上手に活用してみてくださいね☔🐌🥬



