【生薬・中薬図鑑】 はと麦(薏苡仁/ヨクイニン)
- 2025年6月13日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年6月14日
【利水滲湿】はと麦(薏苡仁/ヨクイニン)とは?
潤肌・美白を目指す方にうれしい「美容のサポート食材・はと麦」イボとりの漢方(薏苡仁/ヨクイニン)としても有名🌾。
ハト麦は「水はけを整え、体にたまった余分な湿を排出する」生薬です✨

はと麦(薏苡仁/ヨクイニン)の効能
特に胃腸(脾)の働きを助けながら、体内の湿邪を除くのが得意✨
むくみ、関節の重だるさ、下痢、ニキビや吹き出物、イボなどに使われることが多いです。また、肌の新陳代謝を促すため、美容目的でも親しまれています🥰
(長く続けると、肌の透明感アップや、くすみの改善などにも。)

はと麦(薏苡仁/ヨクイニン)は【利水滲湿薬】に分類
・・・利水滲湿薬(りすいしんしつやく)は、体にたまった余分な“水”や“湿気”を排出するための生薬のグループです。
中医学では、体に「湿(しつ)」という邪(じゃ=病のもと)がたまると、体が重だるい、手足や顔がむくむ、関節がこわばる、下痢、湿疹が出やすいといった症状が出ると考えられています。
そんな不調を、穏やかに、改善してくれるハト麦。
効能:清利湿熱・祛湿除痺・排膿消腫・健脾止瀉
体にこもった「湿」と「熱」を取り除く:例えば、ニキビや吹き出物、尿が濁る、むくみ、関節の腫れなど、湿と熱が一緒にたまることで起こる不調を和らげます。
体内の湿を取り除き、関節や筋肉のこわばり・痛みを和らげる:特に、雨の日に悪化する関節のだるさ、重さ、痛みなどに用いられます。
膿を排出し、腫れを引かせる働き:ニキビ、イボ、膿を持った皮膚トラブルなどの改善に役立ちます。
胃腸(脾)の働きを助けて、消化機能を整えます:軟便や下痢をしやすい人の養生にも使われます。
とくに痰湿・湿熱タイプの人、梅雨時期体調を崩す人にピッタリです。
※はと麦は薬膳では穏やかに作用するとされているので、長く続けて食養生に取り入れやすい食材です。
はと麦(薏苡仁/ヨクイニン)の「五味」「五性」「帰経」
五味:甘・淡
五性:微寒
帰経:脾・胃・肺
これは中医学で使われる考え方で、ハト麦は、やや体を冷やし、特に脾・胃・肺に働きかけるとされています。

はと麦(薏苡仁/ヨクイニン)の使い方
はと麦はご飯に混ぜて炊く、スープやお粥に入れる、お茶にするなど幅広く活用できます。長時間煮込むとより柔らかく食べやすくなります。
料理にプラス:ご飯に混ぜて炊く、スープやお粥に、サラダの上に茹でたものをトッピング。
お茶として飲む
⚠ 注意 ⚠
※妊娠中の大量摂取は控えめに。
※体を冷やしやすい人(陽虚)は、温性の食材(生姜など)と組み合わせるのがおすすめです。
※「はと麦」と「ヨクイニン」は同じ植物から採れるものですが、厳密にはヨクイニンは、薬効の高い部分だけを取り出した生薬であり、より医療目的で用いられるものです。はと麦は、体の巡りをととのえながら、ゆっくりとおだやかに働きかけてくれます(*^-^*)

🌾 はと麦の茹で方(基本)
【下準備】
① 乾燥はと麦は、軽く洗って汚れを落とす。
② 一晩(6~8時間くらい)水に浸けて戻すと、茹で時間が短く柔らかく仕上がります。(浸水は省略してもOK)
【茹で方】
① 鍋にたっぷりの水とはと麦を入れる。
② 沸騰したら、弱火〜中火でコトコト茹でる。
(浸水あり:約20〜25分、浸水なし:約30〜40分が目安)
③ 柔らかくなったら火を止め、ザルにあげて水気を切る。
【ポイント】
・茹ですぎても煮崩れしにくいので、好みの柔らかさまで煮てOK。
・茹で汁はスープやお粥に使っても美味しい。
・まとめて茹でて冷凍保存もおすすめ!(小分けにして冷凍)
余分な「湿」を取り除き、体のめぐりを整えてくれる中医学でも優秀な“美と健康”の味方。特に梅雨や湿気の多い季節におすすめです☔✨
無理なく取り入れながら、ジメジメした梅雨も心地よくお過ごしくださいね。🐌☔🌿



