【生薬・中薬図鑑】 どくだみ(魚醒草・十薬)
- 2025年5月21日
- 読了時間: 3分
【清熱薬】魚醒草・十薬(=どくだみ)とは?
体にこもった“熱”や“毒”を追い出す名人、どくだみ🍃
「毒を矯める草=毒を抑える」と書いて“どくだみ”と呼ばれるこの薬草は、日本でも古くから民間薬として親しまれてきました。
独特なにおいが特徴で、「魚腥草(魚のような生臭さのある草🐟)」という名は、中国語圏でもその香りに由来しています。

魚醒草・十薬(=どくだみ)の効能
中医学では、体にこもった余分な熱(実熱)や毒素を外に出す作用に優れているとされ、熱によって悪化する皮膚トラブルや膿が溜まるような炎症性疾患、感染症のサポートに用いられます。
十薬とも呼ばれ、「五物解毒散」という漢方に含まれています。

魚醒草・十薬(=どくだみ)は【清熱薬】に分類
・・・体にたまった“余分な熱🔥”を冷ましてくれるお薬や食材のことです。
中医学で言う「熱」は、風邪や炎症、ストレスや食べすぎなどで体にこもる余計な熱やエネルギーのこと。喉の痛み、顔の赤味、にきび、吹き出物、口の渇き、便秘、イライラ・・・このような状態を「実熱」と言うのですが、清熱薬は、この「実熱」を冷まして、体のバランスを整えるために使われる薬草や食材です。
つまり、体の「火消し役」みたいな存在です🔥🔥🔥
効能:清熱解毒、消癰、利水通淋
熱を冷まし解毒する:のどの腫れや痛み、ニキビ、吹き出物、湿疹、肺や皮膚の化膿症などの色々な炎症・化膿などにつかいます。
水(=尿)の巡りを良くして、排尿をスムーズに:特に「湿熱(しつねつ)」という体にこもった湿気+熱の組み合わせが原因で、排尿トラブルが起きている場合に使います。尿が出にくい、尿が濁る、排尿痛(膀胱炎)、むくみやすい(特に下半身)、水分代謝が悪く重だるい・・・などに使用します。
その他、日本では昔から、どくだみは便秘薬としてつかわれていました!
魚醒草・十薬(=どくだみ)の「五味」「五性」「帰経」
五味:辛
五性:微寒
帰経:肺・腎・膀胱
これは中医学で使われる考え方で、どくだみはやや体を冷やし、特に肺・腎・膀胱に作用するとされます。
魚醒草・十薬(=どくだみ)の使い方
●どくだみ茶・・・乾燥どくだみ葉(市販品でOK)を見ずと一緒に火にかけ、沸騰後、10分ほど煮出します🍵
●お料理に・・・生の葉はクセがあるけど、天ぷら、味噌和えなどして食べることができます🍃(つくったことないので味は保証できません(笑))
●どくだみ風呂・・・皮膚トラブルに。乾燥葉をガーゼやお茶パックに入れて浴槽に入れます。
●自家製どくだみ化粧水
⚠ 注意 ⚠
・冷やす性質があるので、冷え性・胃腸虚弱(軟便)・生理中の人は控えめに
胃腸が弱い人(脾胃虚弱の人)が使うときは、補気健脾のものを一緒にとりましょう
・長期連用は避けて、数日〜1週間でいったん休むのがおすすめ
・香りやクセが強いので、苦手な人はブレンドや料理で調整
\お気に入りのガラスの水筒。上下にフタがあり、中に茶こしがついてます/

日本では、「食品」として販売されているどくだみと、「医薬品」として扱われる十薬があります。もし気になる症状があり、改善したい場合は、医薬品の十薬を選び、中医学の専門家や薬剤師に相談しながら使用するのが安心です✨
どくだみは、昔から人々の暮らしに寄り添ってきた心強い味方です!
体調や目的に合わせて、無理のない形で取り入れてみてください。
日々の小さな不調が、少しでも軽くなりますように──🌿



