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【季節の薬膳】二十四節気と養生

二十四節気と中医学の養生

季節に寄り添い、からだと心を整える。


私たちの体は、自然と深くつながっています。


中医学には「天人合一」という言葉があるのですが、これは、自然(天)と人(人間)は本来ひとつの存在であり、私たちの心や体も、季節や気候の変化と密接につながっているという考え方です🌿


中医学では、季節の移ろいに合わせて体と心を整える養生がとても大切とされています。

その考えを日々の暮らしに活かすヒントとして大切にされてきたのが、「二十四節気」。


二十四節気とは、太陽の動きをもとに1年を24の節目に分けたもので、それぞれの時期に自然界で起こる変化が名前に表れています。たとえば「立春」「清明」「夏至」「白露」など、美しい言葉で季節を感じることができます。



二十四節気 ~ だいたいの日付です。(毎年多少のずれがありますが、ほぼこの通りです)
二十四節気 ~ だいたいの日付です。(毎年多少のずれがありますが、ほぼこの通りです)


自然界の細やかな変化に気づき、それに応じて暮らし方や養生法を整えていく知恵です。




中医学のもう一つの柱「整体観念」とは?

中医学には「整体観念(ぜんたいかんねん)」という大切な視点もあります。

これは、「体のすべてはつながっている」「心と体、外(自然環境)と内(内臓)はひとつのまとまりである」という考え方。


たとえば、睡眠の質が悪ければ肌に現れたり、ストレスが続けば胃腸に影響が出たりしますよね。

中医学では、こうした「心身一如」「部分と全体のつながり」を深くとらえ、バランスを整えることを重視します。




心、体、自然・・・すべてつながっている!
心、体、自然・・・すべてつながっている!



季節の養生は、“自然との会話”

春は肝、夏は心、秋は肺、冬は腎をケアする季節。

季節ごとの臓腑の働きを助け、食事・睡眠・呼吸・感情のバランスを取ることが中医学の“季節の養生”。


自然の一部である私たちも、外の変化に柔軟に寄り添っていくことが、整体観念に基づく養生なんです。


自然のリズムを感じながら、心と体をやさしく整える。

それは「自然とともに生きる」中医学の大切な知恵です✨

私たちも、二十四節気という節目を通じて、自分自身の声と自然の声に耳を傾けてみませんか?☯️


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