【生薬・中薬図鑑】 冬瓜の皮(=冬瓜皮トウガヒ)
- 2025年7月19日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年8月24日
【利水滲湿】冬瓜の皮とは?
夏の食材「冬瓜」。むくみや夏バテ予防にぴったりな“涼”の食材です🌿
高温多湿の時期で、水分代謝が悪くなったときに〇✨
特に皮は別名「冬瓜皮」として中薬(生薬)扱いされ、実よりも利尿・消腫(むくみ解消)作用が優れているとされているんです✨

冬瓜の皮の効能
とくに体に熱がこもっていて、むくみやすい人・季節にぴったりです✨

冬瓜皮は【利水滲湿薬】に分類
・・・「利水滲湿」とは体の中にたまった余分な水分や湿気を取り除くことです。人の体は、食べ物や飲み物から必要な水分を取り入れ、いらないものは尿や汗で外に出します。でも、体が弱っていたり、湿気の多い季節だったりすると、うまく出せずに体に“湿(しつ)”がたまることがあります💦
湿がたまると・・・
・むくみ・体が重だるい・食欲がない・下痢や軟便・舌がぼてっとして白っぽい苔がつく
などの症状が現れます💦
「利水」=水の流れをよくして尿として出す
「滲湿」=たまった湿気をゆっくりしみ出すように排出します
効能:清熱・利水消腫
体にこもった熱を冷ます:体にこもった熱を冷まし、だるさやのぼせをやわらげてくれます。
余分な水分を排出:体の中の余分な水分を外に出して、むくみ(腫れ)を取ります。
冬瓜皮の「五味」「五性」「帰経」
五味:甘
五性:微寒
帰経:肺・胃・大腸・小腸
これは中医学で使われる考え方で、冬瓜皮は、体を冷やし、特に肺・胃・大腸・小腸に働きかけるとされています。

冬瓜皮の使い方
お茶として:よく洗い、天日干しするか、フライパンで乾煎りしたものを煮出してお茶に。
薬膳スープ:実だけでなく、皮も一緒に煮出してスープに。
お料理に:薄切りや下茹でしてからきんぴら風に炒める
⚠ 注意 ⚠
※皮には農薬や汚れが残っている可能性があるため、よく洗ってから使用しましょう。
※体を冷やす作用があるので、冷え性の人、脾胃虚弱(胃腸が弱い人)や妊婦さんは食べ過ぎないようにしましょう。
冬瓜の夏野菜スープ
色々な夏にぴったりの食材をつかって夏野菜スープ作りました
❶ 鍋に水と皮をむいた冬瓜を入れて火にかける。
よく洗った皮も捨てずに一緒に入れます。
❷ 沸騰したらあくを取り、弱火で10分ほど煮る。
❸ 冬瓜が透明になったら、トマトを加え、コンソメ、塩で味を調え、さらに5分ほど煮る。
❹ 火を止め、ゆでたとうもろこしを加える。冬瓜の皮を取り出して捨てる。
❺ 冷蔵庫でよく冷やす。食べる際にお好みでリンゴ酢やオリーブオイルを加えても〇


冬瓜皮は薬膳的にも、中医学的にも非常に価値が高いの食材(中薬)です✨
捨てずに活用することで健康効果も調理の幅も広がります。
蒸し暑さや体の重だるさを感じやすいこの季節、冬瓜皮の力を借りながら、この夏、無理せず心地よく過ごしていけますように~🥰



