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【はじめての薬膳mini講座 vol.4】薬膳の土台となる大切な考え方「整体観念」について

このシリーズは、「薬膳ってなに?」という疑問を持っている方に向けて、やさしく丁寧に薬膳の基本を解説していくミニ講座です。

「薬膳って聞いたことあるけど、ちょっとむずかしそう…」そんなイメージを、くるっとひっくり返せたらと思っています。


第4回目では、薬膳の土台となる大切な考え方「整体観念」について・・・です。


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「整体観念」は、薬膳する上で、とっても大切な考え方の一つです!


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整体観念とは「全ての物事は、それぞれがバラバラにあるのではなく、つながり合って、全体で一つ」という考え方です。


❶ 体の中のつながり

❷ 心と体の関係

❸ 自然とのつながり――


おたがいに影響し合っているんだよ~という考え方です。




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❶ 体 全体はつながっている

中医学では、体をつくるそれぞれの要素は、単体で存在しているのではなく、お互いに関係し合いながら働いていると考えます。 


たとえば、 


●「目が疲れている」→ 実は「肝」の働きと関係しているかもしれません。

●「肌が乾燥している」→「肺」の状態が影響していることもあります。 


このように、体の一部に現れる不調も、他の部分と深くつながっているという考え方が「整体観念」です。体をまるごとひとつのまとまりとして見ることが大切なんです✨




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❷ 心と体もひとつ


中医学では、心と体も切り離せないひとつのつながりと考えます。


たとえば、 


●ストレスを感じて胃がキリキリ痛む…

●緊張すると汗が出てくる…


こんなふうに、心の状態が体に現れることってありますよね💦


気持ちの変化が体に影響するように、体の不調が心に影響を与えることもあります。。


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❸ 自然とのつながり

中医学では、「人も自然の一部」と考え、人は季節や気候など自然の影響を受けながら生きているとされています。


たとえば、 


●梅雨どきは湿気の影響で、体がむくみやすくなる

●夏は暑さで、熱中症になりやすくなる


このように、私たちの体は自然の変化と深く関わっています🌎



「つながり合って全体で一つ」・・・人と人との関係においても、素敵な考え方ですね✨


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不調を改善するためには、その一か所だけを見るのではなく、全体をみていくことが大切です。


なんだか調子が出ないときは、心も体もやさしく見てあげてね🥰





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