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【はじめての薬膳mini講座 vol.3】「薬膳をつくる4つのステップ」~弁証施膳の流れ~

更新日:7月8日

このシリーズは、「薬膳ってなに?」という疑問を持っている方に向けて、やさしく丁寧に薬膳の基本を解説していくミニ講座です。

「薬膳って聞いたことあるけど、ちょっとむずかしそう…」そんなイメージを、くるっとひっくり返せたらと思っています。


第3回目では、「薬膳をつくる4つのステップ」~弁証施膳の流れ~・・・です。


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薬膳料理が完成するまでの流れをみていきます!


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薬膳料理を作る流れは、大きく4つのステップに分かれます。


❶症状を分析

❷弁証(「今の体がどういう状態か」判断)

❸論治(どう整えていくかの治療方針を考える)

❹施膳(食材を選びレシピを考える)


の流れで作っていきます。





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1.症状分析

いつから始まったのか、どんな時に悪化するのかを丁寧に聞き取ります。

さらに四診(望診・聞診・問診・切診)を通じて、詳しく体を見ていきます。


望診・・・顔色・体型・舌の状態を確認

聞診・・・声の大きさや声質、口臭などを観察

問診・・・症状を質問

切診・・・脈やお腹など触れて確認


などから分析していきます。


2.弁証

症状の分析結果から、今の体がどういう状態か判断します。

弁証には八綱弁証・臓腑弁証・気血津液弁証があります。


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3.論治

弁証の結果をもとに、どんな方向で体を整えていくか、治療方針を考えます。


4.施膳

体質や症状に応じて、最適な食材を選び、調理法やレシピを決めます。

例えば、消化にやさしい調理や温性・涼性の食材選びもポイントです。


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このように、一人ひとりの体調に合わせて食材を選び、レシピを組み立てる“オーダーメイドの料理”が薬膳です✨


体や心の小さな変化に耳を澄ませながら、無理なく楽しみながら続けることが、薬膳を続けるコツ。

きっと、未来の自分への優しい贈りものになるはずです🌿🎁


生活に薬膳・養生をとりいれてみませんか?




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